リオ五輪出場が決定した
キャスター・セメンヤ選手(25)
かつて2009年世界陸上
ベルリン大会800mにおいて、
2位選手に2秒以上の大差を付け圧勝。
圧倒的な実力と、
男性選手並みの筋肉量により、
セメンヤ選手にドーピングの
疑いが向けられた。
「本当は男性じゃないのか!?」
とも話題になった。
ドーピング検査は陰性だったが、
その後、IAAF(国際陸上競技連盟)により、
性別検査が行われ、セメンヤ選手は検査により
「両性具有」であることが判明。
両性具有とは何なのか。
また男性のようなルックス、
筋肉量とどういった関係が
あるのでしょうか。
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セメンヤ選手の記録と主なタイトル
体格
- 身長 170cm
- 体重 64kg
自己ベスト
- 400m 52秒54(2011年)
- 800m 1分55秒45(2009年)
- 1500m 4分08秒01(2009年)
主なタイトル
- 2009年ベルリン世界陸上 金メダル
- 2012年ロンドン五輪 銀メダル
輝かしい戦績と男性並みの筋量、風貌。
これは注目されない方がおかしいですよね。
セメンヤの両性具有とは
両性具有(りょうせいぐゆう)は、男女両性を兼ね備えた存在の事を指し、両性具有者(りょうせいぐゆうしゃ)、ギリシャ語よりandrogynos (アンドロギュノス/アンドロギュヌス)とも称する。
ギリシャ神話では、ニンフのサルマキスに恋されて強制的に一身同体にされたヘルマプロディートスの話が知られ、後世に豊かな乳房を持った少年、あるいは男根を持った女性などの形で後世の芸術作品で表現されている。
引用元:ウィキペディア 両性具有
ウィキペディアでも医学的な見解については
ほとんど触れられていませんが、
何らかの要因によって、
両性具有者としての
人生を歩むことになったのでしょう。
セメンヤ選手は
その風貌により、小さいころからいじめに合い、
何度も性別を間違えられたそうです。
世界陸上後に行われた
IAAFの性別検査によると、
セメンヤ選手は医学的検査の結果、
なんと体内に子宮も卵巣もなく、
代わりに精巣を持っており、
それにより、通常の女性の3倍もの
テストステロンを分泌している
とのこと。
テストステロンの分泌がおそらく
半端じゃない「霊長類最強女子」の
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3倍のテストステロンで起こること
テストステロンとは、
男性ホルモンの1種であり、
男性の場合その大半が精巣でつくられ、
筋肉や骨格の形成などに作用します。
女性も卵巣や副腎で
テストステロンを分泌しますが、
男性に比べかなり少量です。
つまり、同じものを食べて、
同じトレーニングをしても、
骨格の成長や筋肉の増強は段違い
となるわけです。
そりゃ女性なのにあの
筋肉量になるわけですね。
余談ですか、薬物使用が
容認されているボディビルダーなども、
このテストステロン分泌を
高める物質を使用します。
一般のアスリートでも、
筋肉増強にはこのテストステロン分泌を
高める食生活やトレーニングが
必須となります。
結局のところセメンヤ選手は女性?男性?
IAAFはセメンヤ選手の金メダルをはく奪せず、
記録も公式記録として認めるものと発表しました。
これは、セメンヤ選手が
女性であると認められたという事ですね。
いろいろと騒がれていますが、
男性並みのテストステロン分泌だからといって、
誰もがあれほど速く走れるわけではなく、
誰もが筋力トレーニングをがんばれば
あれほどの筋肉をまとう事が出来る、
というわけではありません。
そして何より、
400m、800m辺りは、
競技として本当にしんどいんです。
「400mは生きるか死ぬか」
といった元日本代表選手もいます。
まとめがき
練習そのものが、すでに戦い。
そんな世界でセメンヤ選手は勝ち上がり、
両性具有者という運命とも戦ってきました。
一見どれほど才能に恵まれ、
うらやましく見えるような相手でも、
少し掘り起こせば、様々なバックグラウンドと
戦っているものであると思います。
選手の生活背景を知ると、
もっと応援したくなりますね。
セメンヤ選手の圧倒的な走りと
存在感に注目しましょう!
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