ざわざわ森のがんこちゃん
なんと2017年で放送20周年!
明るくて素直、
お茶目ながんこちゃん。
しかし、この物語には恐ろしい
裏設定が…!
今回はそんながんこちゃんの
裏設定や、2016年末に放送された
がんこちゃん エピソード0の
切ない結末を追ってみました!
がんこちゃんとは
がんこちゃんとは、
1996年からNHKで放送されている
1~2年生向けの道徳番組です。
まずはがんこちゃんの表向きの
設定から見ていきましょう。
がんこちゃんは素直な性格
さばくの真ん中にあるざわざわ森。
がんこちゃんは森のみんなと
時にはケンカしながらも
助け合いながら仲良く
暮らしていました。
がんこちゃんの良さは
- くったくのない性格
- 明るくて力持ち
- 美少女ではないけど愛嬌がある
- 失敗をみとめる素直さ
といった、親しみやすさにあります。
見ていてとてもスカッとする、
豪快さと素直さです。
がんこちゃんは都会から
ざわざわ森に引っ越してきた、
恐竜一家の娘、
という設定です。
がんこちゃんは辛口なところもある
がんこちゃんは辛口なところも。
将棋界で有名な
加藤一二三さん(元九段)が
14歳史上最年少プロの
藤井聡太四段に負けた時、
「年下に負けて悔しくないの!?」
と辛口に一刀両断。
加藤一二三さんとがんこちゃんは
以前から似ているといわれており
対談の場が設けられたのですが、
加藤一二三さんの
ほんわか受け止めに
会場は和やかな雰囲気に包まれたとか。
屈託のないところも
なんだか似ていますよね。
がんこちゃんは20年設定が変わらない
お母さんといっしょは
4、5年でキャラ変更されますが、
がんこちゃんのキャラ外観は
20年変わっていないのです。
(にこにこぷん、ドレミファどーなっつ
とかが同世代だったかな?)
人間の不変の根底を
上手にとらえているからでしょう。
「うんちしたのだーれ?」は、
誰もが(特に男子生徒)経験したであろう、
学校のトイレで大便することの
恥ずかしさに焦点をあて、
絵本の中で
「恥ずかしいことじゃないんだよ」
と教えてくれます。
表紙はポップですが、
タイトルは結構思い切ってますよね。
↓↓↓
がんこちゃんの裏設定
がんこちゃんは表向きには
子供向けの道徳番組です。
しかし20年続くその裏には、
フィクション・エンターテインメント
としての裏の顔があったのです。
人類が滅亡した後の世界
がんこちゃんが住む世界は、
人類が滅亡した後の世界。
環境汚染の影響で、
ざわざわ森など一部の地域を
のぞいて砂漠化してしまった地球。
人類はすでに死滅し、
かつて人間による遺伝子操作に
よって造られた
高度な知能を持つ動物たちが、
人類にかわり地球で
文明をいとなんでいる。
…遺伝子操作というところが
若干強引だが、
人類の未来を危惧するには
じゅうぶんな説得力ですね。
ざわざわ森には架空の動物もいる
ざわざわ森では、
たくさんの種族が
生活しています。
例えば
- サソリ
- カタツムリ
- キノコ
- 木
- 河童など架空の動物
- 恐竜
などがそれです。
カッパや恐竜もいますが、
がんこちゃんは恐竜に
あたります。
学校の地下からタイムスリップできる
がんこちゃんの通う学校の
地下には古時計があり、
時空とつながり
タイムスリップすることも。
今回のエピソード0でも、
やはりこの古時計が
設定のメインにいます。
がんこちゃんエピソード0
2016年末、がんこちゃんの
世界観の根幹にせまる、
「がんこちゃんエピソード0」が
放送されました。
※ここからはネタバレも含みますので、
まずはこちらの動画を
ご覧ください
…いかがでしたか。
まさにがんこちゃんの裏設定を
盛り込みまくり。
がんこちゃんエピソード0のネタバレ
おなじみ古時計から
タイムスリップする
がんこちゃん。
送られた先は、
同じく環境破壊された地球。
砂漠で出会った兄弟。
母親は死に、
父親は水を探し砂漠をさまよい、
オアシスの幻を見ながら砂となる。
兄もついに砂となり、
一人取り残された妹は
ロボットとともに
家族の帰りを待つ。
がんこちゃんの屈託のなさが、
悲痛な物語の重厚感を増しています。
「ケンカをしないことが、
優しいってことなの?」
がんこちゃんの言葉一つ一つが
突き刺さります。
砂の巨人は死んだ人間を
表していると思われますが、
登場まもなく説明もないまま
がんこちゃんにザコ扱いで
瞬殺されるなど、
もはや子供向けなのか
大人向けなのか
わかりません。
ですが、1度再生したら
つい最後まで見てしまうほど
引き込まれる内容でした!
時代とともに変化するがんこちゃん
がんこちゃんのルックスは
確かに20年ほとんど
変わっていません。
でも、それだけじゃ
20年も続きませんよね。
スマートフォンも題材に
がんこちゃんは、
内容が時代とともに
変化しています。
スマートフォンが出てくる回もあり、
なりすましなど、子供にしっておいて
欲しい教訓も含まれていました。
安心して子供に見せられる
なんといっても、
子供に安心して見せられる
内容であることが大きいです。
表面的なよい子だけでなく、
なにか深みを持たせることで、
いつか子供が物語を思い出して、
…いや、子供はやっぱ
表面的にしかみてないか。
大人でも楽しめる
そもそも、子供向け番組は
ある程度大人でも楽しめるように
なっていますが、
エピソード0は、大人でも楽しめます。
動画で見ておどろきました。
まとめがき
がんこちゃん、
昔はもっとこう、
チカラで解決するような
強引なキャラだったような
記憶がありますが、
やはり時代とともに
変化していったのでしょう。
20年変わらぬ価値。
NHKは金脈を掘りあてたのかも
しれませんね。
これからも時代と共に
メンテナンスを行うことで、
未来永劫、がんこちゃんは
続いていくでしょう。
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